中部銀次郎の本からゴルフを学ぶ
 

中部銀次郎(なかべ ぎんじろう)の本の表紙

 
枚方CC内のゴルフアベニュー2階に
今年4月
「GOLF DOCK」(ゴルフドック)という
ゴルフ専門のレッスンスタジオが誕生した。

計測理論に基づく診断治療専門の星谷先生
プロのクラブを今でも調整されている植田工房長

インフォメーション担当の美人の星谷さん
(ブログのニックネーム アレレちゃん)

私は
いつもゴルフの悩みで相談して親切に指導して貰ってます。

自分の欠点、問題点がよくわかり私のゴルフ診察室です。

お陰様で
最近少しづつですが向上している自分に気づいています。
みなさまのお陰です。


先日、星谷さんから上記の本を貸して貰いました。

読んで見て私だけ知ってはもったいないと思い
ご参考までに、そのポイントを順次掲載します。

 
中部銀次郎の紹介

1942(S17年)山口県下関生まれ。
甲南大学卒業。

18才で日本アマ初出場。
62年日本アマ初優勝。
それ以降64/66/67/74/78年と
17年に渡り通算6勝。

67年に西日本オープンで
プロをしりぞけ優勝。

プロにならずに59才で
惜しまれて亡くなった。


ゴルフの上達は、
技術でもない
道具でもない
制約を持たない心の平静さだと指摘した。

●ゴルフ上達は、人から教えられるのではなく
自分で見つけ出していくもの

ラウンドでは、80%以上がメンタルに左右されます。
人のことを気にしても仕方がない
相手のスコアを気にしても
自分のゴルフは良くならない。
自分のゴルフに徹することです。
自分の心とコースとの戦いで勝負すべきです


 
 
 
@ 勝手に自分を縛っていないか

2012.9.9記
 
上手な人程 自分の心が平静でいられる方法を たくさん持っている。

 ナイスショットは、心が非常に平静で和やかな時に出る。

一般的に、
ナイスショットをしたらバーディが
取れるなんて誰も
保障はしていない。

しかし、打ったゴルファーは
「いいショット、イコール、
いいスコア」と考える場合が多い。

これが問題だ。

ショットが
乱れる最大の原因は、
自分にそのような心理上、
精神上の制約を
加えてしまうからである。

人間は、
自分に制約を加えたとき失敗が起こる。


これは技術上の間違いよりも、
はるかに大きい要因を作っている。

何の欲張りもない、
何の制約もない、
そういう状態のときに


初めていいショットが出るものです。


技術的にボールが当たるようになったら、
あとは考え方次第です。

自分の気持ちが
安らぐような考え方を常に持つことです。

自分の心が平静でいられる方法を
たくさん持っている人が

ゴルフの上手な人だと思う。

飛ばし屋と一緒に廻ると、
どうも調子が狂うゴルファーが多いと思う。

それは知らぬまに
心が動揺して
自分も飛ばしてやろうと思うからです。

タイミングが狂って
飛ばそういう制約が
ミスショットを誘発させるのです。


飛ばす人よりボールが
飛ばなくても
パーやバーディは取れるのです。


相手に惑わされないで
冷静沈着にプレーをしましょう。


考え方、心構えが
ゴルフに与える影響力が
大きいと指摘していた。




A上達を阻むものは虚栄心
 
2012.9.11記

 人より飛ばない、見てくれが悪いなんて スコアとは何の関係もない
 
人より飛ばしたいと思うのは虚栄なんです。


ショートホールで
相手が何番を持って打ったか。
気になる。

相手が5番なら自分は6番で打って
相手より小さいクラブで打って
相手より飛ぶことを印象づけたい。

そんな時の結果は
相手よりスコアがよいかといえば
そうではない場合が多い。

このような
虚栄は絶対的に上達の邪魔します。

かっこ良く、
きれいに、
いいスコアを願えば願うほど
願う通りにいかないものです。


ボールなんて
人より飛ばなくてもいいんです。

上がってなんぼの
遊びなので飛ばないことを
気にすることはひとつもない。

要するに
スコアがよければいいのです。


コンペで
一番ホールを一番で打つ場合、
ドライバーが
苦手ならドライバーを
使わなければいいのです。

スプーンに自信があれば
スプーンで打てばいいのです。

虚栄を持つ人は
ティショットを
スプーンを使うことを
恥だと思ってますから
あえて苦手なドライバーを持ってしまう。


パートナーを
意識せず自分の
自信のあるクラブで打つことです。

虚栄に勝つには
日頃からの心の訓練しかない。

人より飛距離が出ない、
見てくれが悪い
そんなことは
スコアには
何の関係もないのです。



 B悔やんでスコアは良くなるか

2012.9.12記

ミスしたら素早く気持ちを切り換え、最悪の状況を想定すべし 

 
ミスショットして
大叩きすると頭にカーと血が上り、
冷静な状況判断が出来なくなる。

そして、
次のホールでもミスを重ねてしまう。

このような悪循環は、
早く断ち切らないと
いつまでたってもいい
スコアであがれない。


例えば、
400Yのミドルホールで
7を叩いても
「よく7で収まってくれた」と
感謝の気持ちを
持つことが必要だ。



例えば、
ドライバーをチョロして
20Yしか飛ばなかった。

頭に血が上ります。
頭にきます。

しかし腹が立った状態は
直ぐには収まりません。

収まるまで時間がかかります。

20Y先だと直ぐに着いてしまって
腹立たしい気持ちが収まる前に着いてしまう。

そして
「少しでも距離を稼いでやろう」

「早くこのみじめな状況から逃れよう」
という心理が働き冷静さを失います。


正しいアドレスを
チェックする余裕すら
無いので混沌とした状態で打つ。

また、
ミスを繰り返しミスの連鎖が起こります。


それを
「チョロだったが良く前に飛んでくれた。
それでいいんじゃないか。
残り380Yになった前に進んでくれただけ有り難い」と


思えば冷静になれる可能性があります。


ゴルフは
失敗がつきものなのです。


スコアは
ミスショットの上に成り立っています。

ミスして当たり前なのに
何故腹を立てるのか。

20YでもFWをキープしていれば有り難いことです。

250Y飛んだけれど林の中に入って
出口のない木の密集した中から打ち
1回や2回で出せないよりは
はるかにいいと思う。


感謝する気持ち
ひとつの気持ちの
切り替えで断ち切りる手段です。

ゴルフは
断ち切りの早い人が早く上手になれます。


気持ちを引きずったまま
ホールを重ねると
いい結果にはならない。

Cコースで効果の表れない練習は不要

2012.9.14記 

 ショットの成否を見極めるのが練習の目的です

機械的にボールを
打つだけの練習なら止めた方がよい。

時間の無駄。

練習場では
練習の目標を決めて打つべきである。

ミスショットが出たら何故出たか?

ナイスショットが出たら何故出たか?

どのような状態の時に
それが出たのかを
分かれば直すことが出来ます。

それを自分の練習ガイドとして
作っておくことが上達への道である。