●JA3MTA アマ無線復帰について 

 ●2005年
  に休局
  

2005年の秋、台風が近畿を直撃と予報が流れた。

2階の大屋根(瓦)にモーターで回転させる
長距離、中距離、近距離の大型アンテナ
をあげていた。

心配なので補強とメンテナンスをするため大屋根に上がった。

驚いたことに、アンテナを支えていた木製の基台がボロボロに腐食していた。
びっくりした。

アンテナ倒壊の危険を感じ、慌てて電気店に頼んで全てのアンテナを撤去した。
 
アンテナを降ろしたのでやむなくアマ無線は休局せざるを得なくなる

そして、これまで愛用していた
無線機全てをヤフーのオークションにかけて処分した。

そのころ、友人の薦めでゴルフを始めた。
そして、ゴルフにはまり込んでいった。
 
何れアマ無線廃局しようと思っていた。

 ●体力とゴルフ  
そんなある日、現役のベテランハムの方と話す機会があった。

「棚橋さん。アウトドアとしての楽しみにゴルフは健康的で最高のスポーツだと思う。

 でも、年齢から考えるとゴルフ体力的な限界がくれば、やがて出来なくなると思う。
 その時のことを考えれば、長年アマ無線を楽しんでこられたのだから、

 
インドアとしての最高の趣味であるアマ無線復帰されては・・・」とアドバイスされた。


そういわれれば、最近、腰や手首が痛い日が続いたり、
こぶらがえりが真夜中によく起ったりしていた。
 激痛が15分ぐらい続く時もあり体の衰えをしばしば感じ年だなと思うことも多くなっていた。

疲れているのに、誘われるまま無理をして気力でゴルフをする時もあった。
 また、筋肉痛の薬を買って風呂上がりに痛いところをぬっている時もしばしばある。

そんなとき、ゴルフはいつまで続けられるのだろうと不安に思う。

 ●免許の取得と
  その経緯
 

よく考えてみると、アマチュア無線免許を取得してもう45年(当時)になる。
 思い返せば、それなりに随分と苦労もし、また楽しんできたではないか。

想えば・・・
 1966年 電話級アマチュア無線技士取得。
 1967年 電信級アマチュア無線技士を取得
 1992年 第2級アマチュア無線技士を取得。
 
1996年
定年後)
 第1級アマチュア無線技士に挑戦し免許を取得した。
  (1アマは、毎年春、秋に試験があった。連続して4回挑戦したが、和文モールスの壁厚く不合格。5回目でやっと合格した。)

当時の、1アマの国家試験は、
学科と電波法規と欧文と和文モールス受信の4つの試験があった。

私が5回目の受験した時、和文モールステストがなくなる最後の試験日だった。
(現在は欧文のみ)

想い起こせば、和文を覚えるため、歩きながら目に入る看板の文字を見て
 和文モールスに置き換え「トツー」と口でずさみ「イ」と必死になって覚えたものだ。

暇さえあれば和文モールスのカセットテープを聞いた。
無線機で45字から60字位のスピードの和文交信を必死で聞いて紙に書いたものだ。

和文モールスをマスターするために随分と苦労した想い出が大きい。

それだけに、1アマ合格した時の喜びは、それはもう大変な感激と感動でした。

そして、合格後、和文モールス交信を夢中になって楽しんだものだ。

頭の中で文章を考え、それを符号化し指先でキーを叩く。
 まさに頭の体操となりボケ防止にはとても有効だった。

そして、
和文モールス
交信が日々の楽しみとなっていた頃があった。


<アマ無線復帰後>

実際の7MHzで和文交信を聞いてみた。あれだけ覚えていた和文が
なんと、ところどころしか取れなかった。がっかりしがっくりした。
 語学と同じで使わなければ著しくレベルが低下していることを思い知った。

ショックだった。
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からモールスの勉強を始めなければならないと思った。
 ●復帰の動機
せっかく覚えた和文モールスを放棄するのは、もったいない。
 和文交信をする人は、年々少なくなってきていると聞く。

 また、パソコンのキーボードによる交信でなく、手動でキーを叩いている人は貴重な存在だと思った。 
また、私は JA3MTA(Mまさお Tたなはしで Aあいましょう)と
素晴らしいコールサイン
も貰っているではないか。

一方電話交信についても
パソコンのEメールのやり取りでは、感情を相手に伝えることは出来ない。
「情」のない意思伝達だ。

しかし、アマ無線の電話交信は、相手と言葉で話すので感情も伝えることができる。
また、いろいろな新しい知識や情報を入手することもできる。刺激されて勉強にもなる。

そして、近い将来ゴルフができなくなった自分を思い浮かべ再度アマ無線に復帰し、
 新しい楽しみを増やして自分を磨いていこうと考えた。

幸いなことに、タイミングよく昔からアマ無線で大変お世話になっていた現役の
 ベテランハムJA5DUR(小池さん)
と久しぶりにお目にかかれた。
 (快く応じて頂きとても嬉しかったです。ありがとうございました。)

最新のアマ無線界の情報や現況、最近の無線機やアンテナの話
 懐かしい各局の状況等々色々と親切に教えてもらった。

とても刺激になり、復帰にあたり多少どうしょうかなとの迷いもあったが
 小池さんと会って払拭した。
そして、新たにハム復帰を決意しました。小池さんに感謝です。

決意すると行動の早い私です。

早速、無線機の購入。アンテナ設備の準備、日本アマチュア無線連盟への再加入、
 パソコンで交信記録するためのハムログのINSTL。
 アンテナ部材の購入。10mのグラスファイバーポールの購入等々
 矢継ぎ早に動き出した。

現在、ディスコーンANTで144と430の交信を可能にしてますが、
念願のHF帯については、台風シーズン終了後、ロングワイヤーアンテナ
 を立ててALLバンドでオンエアーしたいと考えました。

HF帯(特に7MHzでの和文CW)での交信を待ち遠しく思っている昨今です。



●オールバンドにQSO出来るようになりました。
各局 聞こえておりましたら、
  よろしくお相手くださるようお願いいたします。




その準備段階の経緯を写真に記録して残したいと思い、
 都度記録しています。ご覧ください。



素材 sp3 背景 bcg63